剣立不動荒神(三宝荒神)
荒神様とは、様々な災難を祓い、悪因縁を断ち、福へと転じられる
荒々しくも大変お力の強い御神様です。
真言宗開祖の弘法大師も高野山を開山する際、
まず始めに伽藍繁昌密教守護の為に荒神様を祀ったとされています。
この岩座に御鎮座されている荒神様は三宝荒神様※と言い
大日如来の智剣・文殊菩薩の利剣・不動明王の降魔剣の三本の剣を持たれ
別称を「剣立不動荒神」と言います。
剣立不動荒神様の御神徳・御利益
・様々な悪縁を断ち、良縁へ導く。
・様々な悪病を断ち、回復へ導く。
・商売の衰退を断ち、繁盛へ導く。
・家庭の貧困を断ち、裕福へ導く。
・農作物不作を断ち、豊作へ導く。
・人々の怠情を断ち、勤勉へ導く。
・人の心の弱さを断ち、強き心へ導く。
剣立不動荒神様の御前にて心静かに、身なりを整え、邪念を捨てて御祈り下さい。
1礼3拍手
剣立不動荒神(三宝荒神)御真言「おん、けんばや、けんばや、そわか」
※三宝荒神様とは神仏習合の神仏で権現と言い
神道では奥津彦命・奥津姫命・火産霊命(火之迦具土命)とされ
仏教では大日如来・文殊菩薩・不動明王とされています。
仏法僧の三宝を守護し不浄を厭離する荒神様の中で最も位の高い神仏であり、
九億九萬八千五百七十二神の眷属を従えられる大神様であります。
また、「七難即滅七福即生(すべての災難は即座に消滅し、すべての望みを叶え多くの福徳に転ずる)」
転禍為福の御力を有されます。
火箸祈願
荒神様とは、「竈の神様」としても知られており、火箸とも関わりが深く地域によっては
厄年の人が火箸で厄を摘まみ出す物として奉納する習慣があります。
この荒神堂にお祀りしている剣立不動荒神様は、災いを祓い、福をもたらす「転禍為福」の御力を有されています。
皆様、御参拝の際には心願成就のため、火箸をお受け頂き御祈願下さい。
火箸祈願の方法について
・当寺にてお受けなった火箸を持ち、荒神堂にて住所・氏名・生年月日・祈願内容を荒神様へお伝えし、御祈願されて下さい。
・御祈願された火箸は、お持ち帰り頂き、自宅の神棚にお祀り下さい。
・御祈願が成就されましたら、荒神様への御礼として、御祈願された火箸と新たに火箸を
1体受けられ(計2体)、荒神堂へ御奉納下さい。
※不明な点は、お気軽にお申し出下さい。